「テン書体」や「古印体」などの書体は、辞書に載っている文字をバランスよく書き写すだけでいいのですが、 「吉相体」は「テン書体」を自分でアレンジしなければいけません。 (パソコンフォントではなく手書きの場合の話です。) そのアレンジが印章を作る工程の中で一番大変であり、技術やセンスの差が一番出ます。 それが面倒で吉相体を扱わない店も多くあります。 吉相体のコンクールというのはないので、コンクールで多くの賞を取った方でも吉相体は苦手だったりします。 その証拠に、吉相体の印影見本があまりない店が多いのではないでしょうか? また、普段皆さんが書く字は「楷書体」です。文字によって「楷書体」と「テン書体」や「吉相体」が大きく違う文字とあまり変わらない文字があります。 つまり、「テン書体」や「吉相体」で作った場合に、読みにくくなる文字と、どうアレンジしても読みやすい文字と、どちらにも対応できる文字があるのです。 これは最初から決まっております。(辞書もあります。) テン書体や吉相体でご注文の場合に、「出来れば読みにくほうがいい。」「出来れば読みやすいほうがいい。」というご希望がございましたら、 「備考欄」にお書きください。 可能な文字でしたらなるべくご希望に近づけますが、間違った文字には出来ないためご希望通りにはならない場合もあります。 あくまで、可能な範囲での対応となります。 イラストではなく文字なので、どう変形させてもいいという訳ではありません。 ですので、「誰にも絶対に読めないように。」とか「誰が見ても絶対に読めるように。」というご指示はお受けできません。 また、平仮名や片仮名やアルファベットで読めないようにというのは無理です。 当店は、全国どこの自治体や金融機関でも登録出来る印鑑しか作りません。 予めご了承ください。 |
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